佐藤琢磨:独占インタビュー(F1通信さんより)
スーパーアグリが撤退してF1のシートを失った佐藤琢磨にとっては厳しい1年である。しかし日本有数のモータースポーツ・スターは、"Autocar" の独占インタビューにおいて、モータースポーツの頂点への復帰をあきらめていないことを明らかにした。
スーパーアグリチームが撤退したときはがっかりしたことでしょう。佐藤琢磨:ええ、本当に悲しかったです。チームを救済するためにマグマ・グループとの契約が終わりそうだったのです。サインしたようなものでした。ホンダを含め、誰もが本当によい考えだと思っていたので、僕らは大きな一歩を踏み出すことができるように見えました。でも土壇場になってマグマが手を引いたのです。あまりに突然だったので、僕らにはどうしようもありませんでした。その頃には本当に資金が足りなくなっていました。これ以上の詳細は知りませんが、2年半積み重ねてきたことを終わりにすることはとても残念です。
アンソニー・デビッドソン(スーパーアグリ元ドライバー)とは撤退後も連絡ととっていますか?佐藤琢磨:あれ以来アンソニーとは話をしていません。彼の気持ちはよくわかっているつもりです。きっと僕と同じ気持ちでしょう。僕らは英国F3シリーズ時代からずっと一緒にやってきたので、彼を励ます必要はありません。言葉を交わす必要はないんです。
もちろんエンジニアやファクトリーのスタッフは別です。どうなっているのか確かめるためによく連絡をとっています。幸いスーパーアグリは評判が良かったので、チームメンバーの多くは別のチームに移籍しました。モーターレーシングはかなり狭い世界なので、僕も近いうちに彼らと一緒に仕事ができると思います。
ではまだF1復帰を希望しているのですね?佐藤琢磨:ええ、シーズン半ばに撤退しなければならないというのはとても不運でした。レースができないというのはとても難しい立場です。でも僕はあきらめません。本当にF1に復帰したいと思っています。チャンスが全くなくてもあきらめないでしょう。復帰するために、できることは何でもします。できればすぐ、今年は無理でも2009年には戻りたいですね。
シートに関してチームと交渉しているのですか?佐藤琢磨:はい、何人かと連絡を取り合っていますが、現時点ではこれ以上言うことはできません。
2003年のBARのように、テスト・ドライバーも考慮しますか?佐藤琢磨:レギュラー・ドライバーへの可能性があるのなら、もちろん検討します。でもレーシングに集中したいのです。ですからレース・ドライバーにつがらなくてはなりません。
それに失敗した場合、他のシリーズに参戦しますか?佐藤琢磨:そうですね、F1から引退したくはありませんが、レーシングからも引退したくはないのです。「やり遂げた」と自分自身で感じていません。もっと自分の力を見せたいのです。ファンと僕の個人スポンサーは大きな支えです。僕を応援してくれる皆さんのために、もっとエキサイティングなレーシングに戻りたいと本当に願っています。今はいろいろな経験をしたので、これまで以上によい走りができると感じています。F1に復帰できない場合は、他のレーシングについて考えるでしょう。でも現時点ではF1のことしか考えられません。
実際にレースを観戦しますか?佐藤琢磨:ははは!今は辛いですよ。でも、そうですね、見ますよ。僕はモンテカルロに住んでいるので、これも辛いですね。週末は出かけたくなかったのですが、実際にパドックに行って何人かに会いました。スペインGP以降初めての公式行事でしたね。F1を観戦するのはとても辛いことですが、同時に何が起こっているのか知りたいですからね。でも今はファンとしては観戦できません。
ではこれでお別れではないということですね?佐藤琢磨:そうでないことを願いますよ!
琢磨がレーサーであり続ける限り応援するぞー!
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posted by カンジMD at 18:26
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